音楽の力

コロナ禍の合間を縫って、7月、10月と2回、地域センター(昔の公民館、コミュニティセンターという所もある)という公共施設で、音楽ボランティア団体の講師扱いでバンドとして音楽を演奏しました。ほとんど宣伝できていないのに沢山の方が来てくださり(もちろん、無料なのです)張り切って各1時間のステージをこなしました。

年配の方が多いので、英語の歌や、最近の歌は反応が悪いのですが、演歌やゆっくりした昭和・平成歌謡はやっぱり反応が良いですね。拍手も感想部分で頂いたり、ボーカルとしては嬉しい限りです。(楽器隊はジェラシーらしいですが・・・)

コロナ前はずっと、老人福祉施設とか病院で定期公演していたので、嬉しいことに、ファンの方がいたので盛り上がっていたことから、あまり意識していなかったのですが、この度の地域センターは初めてなので兎に角しっかり演らなくてはという思いが強く、やり切ることに意識が集中していました。
最近気づいたことは、歌を歌う前に語りかけると反応が良いということです。ほんの15秒ぐらいの「曲に向きあうための語り」例えば、「この曲はこういう時に作られたものなので、作者のように対象の方がおられれば思い起こして聞いてください」という感じです。

泣かされたよ、思い出して良かったよ、とお声がけ頂きました。
人というのは心の持ち様であり、それは準備が大切なのだと思いました。 曲を聞き流すのか、聞き入るのか。5分程度の曲の間に、人は人生を振り返ることができる。時代とともに流れる音楽にはこんなにも力があるのだということを、音楽の力の一つとして実感しました。

次回は、同じ場所で12月に1回と民間の施設で1回、各1時間のステージがあります。
(もちろん、感染対策には十分気をつけていますし、メンバー全員ワクチン2回接種済みです。)
この度の経験を生かして、語りかけた後に歌うことで、お客様が沢山の思い出に浸って頂ければ幸いと思っています。

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